製作でよく使うネジ(ビス)まとめ

世の中のほとんどのモノにはネジが使われているといっても過言ではありません。

雑貨、家電製品、車、看板、住宅、家具、手すり等の公共物、etc…
様々なパーツを固定するためには欠かせない部品です。

プロダクトの中でも雑貨や家具、商業だとディスプレイ什器など、身の回りで皆さんも扱うことが多いです。
特によく使う木・鉄・樹脂同士を固定するネジをピックアップしていこうと思います。

【CONTENTS】
● ネジの基本
● ビスやネジ、ボルトの違いは?
● ネジ・ボルト
● ビス
● ネジ頭の形状
● 便利な補助部品
● まとめ:ネジがあれば大抵の工作は何とかなる

ネジの基本

まず基本的なネジの概念からお話していきたいと思います。
ネジは入れる方と受ける方に分けられます(改めて解説しなくても皆様ご存知だと思いますが)

ネジは雄ネジと雌ネジに分けられます。
これは凹凸と一緒です。
雄ネジはネジ、雌ネジは分かりやすい例でいうとナットがイメージしやすいです。
下記画像の下がネジ、上がナットですね。

雄ネジにはスクリュー型の出っ張りがあり、雌ネジ(ナットの内側)にはスクリュー型の溝があります。
これに雄ネジが入っていくことで、雄ネジと雌ネジがお互い組み合わさるわけです。

※雄ネジはネジというとややしこくなるため、以後はビスと呼ぶことにします。

ビスやネジ、ボルトの違いは?

ビスやネジ、時にはボルトとも呼ばれていますが明確な違いは定義上では無いみたいです。
(私も今回改めて調べてみて驚きました)

ただ各業界や人々によって感覚的に使い分けがされているみたいです。

私個人の周りでは以下のように使い分けられていたことが多かったです。

・小さいもの = ネジ(または小ネジと呼んだり)
・大きいもの = ボルト(ネジ頭の大きさが親指ぐらい、またはそれ以上のものでネジ径が太いものを感覚的にそう呼んでました)
・先が尖っているもの = ビス(後々ご紹介致します)


全てご紹介するとキリがないので、一般的にDIYでもよく使うレベルのものをこれからご紹介させていただきます。

ネジ・ボルト

先程の画像と一緒です。
基本的にナットと一緒に使われます。

ネジ頭とナットの間にパーツを挟みます。
これで締め付けることでパーツ同士を固定出来ます。

ビス

先が尖っているもので以下のようなものです。

尖っている部分は材料に直接食い込んでいくためのものです。
釘のようなものだと思ってもらえれば近いです。

釘は木に垂直に押し込んでいくことに対し、ビスは先端の尖りで押し込みつつ、スクリュー部分(雄ネジ)が回転しながらドリルのように食い込んでいきます。
そのため釘よりしっかり固定したい時に使います。

木工製作でよく使うものは【木ビス・タッピンビス・コースレッド】などがあります。

タッピンビスはビス頭から下がすべて雄ネジです。
また雄ネジのスクリュー部分が基本的に粗いです。
先端の形状で1種・2種など違いがあるのですが、これは向いている材料が違うためです。
よくホームセンターの木工用に売っているものは1種で、これは木工製品向きです。
この粗さはそれぞれ違うのですが、今回は省かせていただきます。

コースレッドには全ネジと半ネジというものがあり、全ネジは上のタッピングビスと同様ビス頭から下はすべて雄ネジになっています。
半ねじは雄ネジの上の一部がネジ切りされていません(雄ネジ部分は2/3程)
下画像は小ネジですが、ネジが切られてる部分とただの円筒の部分があります。
半ネジはこのような形状です。

これは全て雄ネジ化するより、ネジ切りされていない円筒部分がネジ孔に密着するため、より保持力が高いと言われています。

また木の板同士を直接全ねじで固定しようと、上の材料がネジの回転力で上にあがろうとし、木の板同士に隙間が出来てしまいます。

半ねじは上の部分がネジ切りされていないため、回転力が途中でなくなり上の材料が浮きにくくなります。
タッピングビスやコースレッドのように材料に直接ねじ込むタイプのネジは、一度取り外すとネジ穴が破壊された状態になり、再度使用することが出来ません。
全ネジ・半ネジは注意して使い分けなくてはいけません。

木ビスは基本的に半ネジです(木ネジとも呼ばれています)
コースレッドと似ているため基本的な使い方は一緒ですが、ネジ山(スクリュー部分)の粗さなど違いますので、使用するときは調べてみて下さい。
(普通に木工同士を固定する分には基本どちらでも大丈夫です)

ネジ頭の形状

ネジ頭の形状にも違いがあります。

まずは頭の溝。
これはドライバーや六角レンチの使い分けです。
+ドライバー、-ドライバー用の溝であったり、六角レンチ用の孔。
中にはお金等のコインであけられるような溝が掘ってあるネジ頭など、様々です。
強度や組み立て方などに合わせて選択します。

次に頭の形状。
よく見るものだと以下に分けられるでしょうか。

【ナベ頭】最も一般的で普及しているネジ。安価で大量に流通している。
【トラス頭】ナベ頭より直径が広く大きいネジ。広い面で材料を固定したい場合や、デザイン面での使用が多い。
【皿頭】皿のように45度ずつ、計90度内側に窄んでいる。固定する部材とフラットにしたい(ネジの頭が材料より飛び出ないようにしたい)時に使用されることが多い。
【六角頭】六角型の頭。六角レンチ等での固定に対応している。ドライバーが入りづらい場所などに重宝する。
【低頭】可能な限りネジ頭が飛び出ないように薄く平べったくしたもの。デザイン面で使用されることが多い。


この他にも色々ありますが、生活しててよく見るものはこの辺だと思います。
自分の用途にふさわしいものは何か、吟味して使うことが大切です。

※特にドライバーが入らない場所に六角頭以外のものを使おうとするのはありがちで注意が必要です。

便利な補助部品

ネジと組み合わせたりすることで便利な機能が発揮できるものがあります。

【ワッシャー】
座金とも呼ばれており、大きく分けて平座金とバネ座金があります。
平座金はなるべく大きな面でものを固定したい時に、ネジと部品の間にいれる平らな円形状の薄いプレート。
バネ座金は文字通りバネのような形状をしており、同じく部品とネジの間にいれて使用。
バネの反発力があるため、食い込もうとするネジの締結力と、バネの反発力がせめぎ合い、ネジがしっかり嵌る。そのため緩みにくくなります。

【鬼目ナット】
木に埋め込めるナットです。
これがあることでネジを使用することができ、ビスでは出来なかった部品の脱着ができるようになります。
木工家具などでは本当に便利なナットです。

袋ナット】
ナットの片側が半球状に塞がれており、小ネジやボルトの先端を隠してくれます。
怪我防止や見た目的に隠したい時に使用します。

【ネジキャップ】
ネジ頭を隠したい時に使用します。
樹脂の物が多く、木工製品で木の色と近いキャップを用いて、極力目立たないようにしたい時に重宝します。

まとめ:ネジがあれば大抵の工作は何とかなる

いかがでしたでしょうか。
ネジやナットの種類は本当に色々あるため、DIYなど身近でも使用する機会が多いものに限定してご紹介させていただきました。

物の製作、接合は本当にネジをよく使います。
一生なくなることがない偉大な部品ですよね。
これがあれば、大抵のものは組み立て出来ちゃいます。

「こんなネジもあるの!?すごい楽じゃん」っていうことがよくあります。
工作が本当にラクに楽しくなるので、皆さんも興味があれば是非いろいろ試してみて下さい。

それでは!

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