アイデア出しで否定してはいけない理由

「アイデア出しは否定禁止!どんどん数を出そう」

ブレストでよく言われる言葉です。
最初に決められるルールとして最重要とされてますよね。

ではなぜ否定してはいけないと言われるのでしょうか?
やみくもに数をとにかく出して、アイデアのレパートリーを増やすため?

もちろんそれも正しいのですが、本質はアイデアの仮説決めと発展性にあります。

私の描いたラフスケッチをもとに、簡単にご説明していきたいと思います。

【CONTENTS】
● 一番大事なのは「仮説を立てる」こと
● 発展させることで”連鎖的に”アイデアが生まれていく
● 応用できるアイデアを見つけられる
● まとめ:否定ではなく肯定することでアイデアは生まれる

一番大事なのは「仮説を立てる」こと

アイデアにおける「仮説を立てる」とは、コンセプトを立てるとリンクしています。
マーケティングでもおなじみですよね。

「これこれこういう問題があり、統計的にも□□な傾向があるため、○○のようなニーズがあると思われます」

〇〇の部分を仮に決めて打ち出してしまうことで、それに向かって初めてアイデアを創出できます。

ブレストのアイデア出しも大筋は一緒です。
ブレストの場合はもっとラフなもので、案を思いつく限りポンポンだしていきます。

例えば「新しいテレビのアイデア」というお題があったとしましょう。
ブレストは思考の広がりと柔軟さを高める作業ですので、上記の通り難しく考えず数を出します。

その時アイデアを出すコツとして、条件を決めてしまうのです。

例えば下のスケッチのように「テレビをもし真ん中に設置するとしたら」と仮定してしまいます。

普通なら真ん中に設置するなんてことはしません。

でもここで「現実的じゃない」と決めつけては絶対ダメです。

何度も言うようにブレストは色んな可能性を探るためのものです。
なのでもう真ん中に設置すると決めてしまうのです。

そうすると今まで無かった使い方なので、新たな機能や問題点が浮上してきます。

両面にすると背面にもモニターを付ければ数人で別の映像がみれますよね。

でも音の問題がでてきます。被りますからね。
だったら指向性のスピーカーにするとか、イヤフォン対応にするなど解決案もだせますよね。

今度はヒンジ(蝶番)で折り畳み式に出来るというアイデアも出せました。
両面と決めてしまうことで、音の問題などを考えながら、連鎖的にこういう使い方が出来るかもというアイデアも頭に浮かんできました。

角度をフレキシブルにすることで、両面だけでなく部屋のインテリアに合わせて使用することが出来ます。

折ることができる有機ディスプレイが今後発展すれば、
正面でつなげた時に横長の大画面にも出来るかもしれません。

部屋に真ん中におくことで後ろへ排気熱を逃した時にスペースが出来ます。
もしかしたらサーキュレーター で暖房代りに出来るかもしれません。
(そこまで熱は出ない、とのお声があると思いますが今はとにかく肯定していきます)

真ん中に設置することで配線の問題も出てきます。

四方からみても格好悪くみえないように、配線を下に出したり、カバーで隠す案ができるかもしれません。

倒れないように下部を台形に、コードを隠せるようにコード収納もかねてスタンドと本体を一体に。。。

変わった形になってきました。
今までテレビでなかったような造形ができるかもしれません。

発展させることで”連鎖的に”アイデアが生まれていく

スケッチで軽く何案か発展させてみました。
いかがでしたでしょうか?

ツッコミ所もあると思いますがこれでよいのです。

仮定を立ててしまうことで、今まで考えづらかった用途が無理やり引き出されてきます。
堅実に問題点を洗い出してアイデアを出すという手法もあります。
そちらも大事で明確な問題に対するアイデアが生み出せる利点があります。

仮定立ての場合はアイデアの幅を広げたい時に便利です。
今までなかった条件で制限してしまうことで、考えてもみなかったアイデアが思いつきます。

そうすると連鎖的に発展していきますよね。
上記のスケッチ達のように、ヒンジを考えついたり、はたまた両面にすることで新たな問題もでてくるので、その解決案などさらにアイデアが広がります。

応用できるアイデアを見つけられる

最後のスケッチで、四方からコードを隠すためにスタンドと一体型にしてみてはどうかという案も出てきました。

ほとんどのテレビは小さいスタンドが本体とは別体の作りです。
こういった形は珍しいですよね。

この形だけを別の案に応用して、新しいデザインのテレビに応用できるかもしれません。
当初思いついた経緯とは違いますが、こういったようにアイデアの幅が広がることで、
他のアイデアとの掛け算が出来るようにもなります。

まとめ:否定ではなく肯定することでアイデアは生まれる

いかがでしたでしょうか。

結局のところ、肯定することで無理やりにでも発展させることに意義があります。
否定してもいいルールがあると「これではダメ」ということでスタート地点に戻ってしまうんですよね。
そうなると発展しづらくなってしまいます。

まずは幅を広げるために数出しと発展させることを意識してみてください。

出しきったと思ったら、逆に問題点は何かを議論するために否定してみるのは必要だと思います。
アイデアを”生みだす”作業と”検証・改善する”作業は分けて行うことが大事です。

有難うございました!

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